■ちょこっとドレスUP                        268,800km(2014.4.30)■

   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   ステアリングの革巻きに挑戦
 
 
 
■レザーワーク(ステアリング編)
 
8年と半年の付き合いとなる2代目カングー、今回はヤレてきたイロんなとこの補修編いってみます。
先ずはイチバン手に触れることの多いステアリングからいきましょう。
 
ウレタン系の樹脂製と思われるカングーのステアリングですが、使ってるうちに表層がみすぼらしくなってきます。
なにもカングーに限ったことではなく、同種のノンレザーのステアリングを使ってる他のルノー車でも同様です。
素手でさわるとなんとも不快なタッチに成り果ててしまいましたので、ここはひとつ革巻きに挑戦します。
革は東急ハンズでカーフスキンの1mm厚のものを購入して使用しました。
ステアリングから製作に必要な型紙を作製するために採寸を行い、必要なレザーの寸法出しをします。
スポーク部は巻き付けながら修正カットをするとしてやや余分にカット、外周長は革にもよりますが4cmほど延びが
出ますので、これを吸収させサイズ調整しやすくする為に10時10分付近で2箇所縫い合わせることにしました。
これによって、購入する革のサイズが長くなくても対応できるというメリットもあります。
 
革を輪っか状につないでステアリングホイールにかぶせてみて、
このときにちょっとキツいくらいが丁度よく、弛みも出にくいと
思います。
位置等を修正したら革が動かないように部分的に接着したのちに
縫い合わせて形にしていきます。今回ステッチは並行ステッチに
お互いに糸を通して革のコバ部を押さえ込むシングルステッチ?
という方法にしました。
これだと修正が簡単なうえ、針穴をキチンと左右あわせてなくても
なんとかなるというアバウトさを繕ってくれるのを期待してです。
スポーク部は表面を全面的に接着し、革をガンガンひっぱって
シワをのばしつつ裏側でサイズを調整して接着仕上げとしました。
それでも3本あるスポークの下側はどうしてもシワがとれず、
そこだけ上から別の革を貼付けてゴマかしちゃいました。
しめて革と糸代で¥4,000ってトコですか。
 
■HIDバルブ崩壊
 
ヲい中国製! 寿命が短うございましたね、2年もたなかったぞ。バルブが真っ黒でガラス部にはヒビが。
とはいえハロゲンバルブより安い値段で購入したブツに文句を言うことはここまでにして、新規一転ヘッドライトも

交換することにしました。

というのも、ニコイチで修理したヘッドライトユニット、アルミテープで修理したレフ部分にやはり焼けがでたのと

そのテープ自体が剥離しはじめてきてて、次回の車検には通らない可能性がありました。

そんなときにオークションで安いリプレイス物の通称”黒赤目ヘッドライト”を発見。たまたま知人が使ってるとの情報
を小耳にはさんだので話聞いてみると、レベライザーのモーターがついてないマニュアルのヤツだけど問題なく使える
とのこと。画像をよくみると、モーターもなんとか取付られそうな感じなので発注いれました。
 
ブツは台湾のDEPOというメーカーの製品で、なんと左右ペアで
¥12,000に消費税という安さ。クオリティが懸念されますが、

材質はともかくカタチはほぼ同じです(あたりまえか)。

ほぼというのはレベライザーがマニュアルということと、ヘッド
ライトバルブの固定ピンの形状が異なるから。
ま、使用には問題なしといったとこですか。
レベライザーの件はコストダウンの為と思われますが、本体の形状
は同じなので、取り外してモーターユニットごと純正ライトから
移植(ポン付けできます)で解決です。左右で外す方向が逆なので
ここはちょっと注意ですね。
 
壊れたHIDの代わりにはボチボチでてきたLEDを組んでみました。
これもオークション等で色々種類でてきてますが、予算面もあり
2000ルーメンのHi/Lo2面発光の25Wを使ってみます。
 
 
 
 
 
 
<<マニュアル仕様
  モーター仕様>>
 
  まわして外せば
  交換できます
 
 
 
 
LEDユニット自体はコントローラーも極薄で、純正配線にコネクター
接続のみで済みます。ただ、バルブの後ろに冷却ファンがつく形に
なっており、ゴムの防水キャップ等が装着出来なくなります。
実際問題としてキャップなくてもなんとかなりそうではありますが、
大丈夫かなと思えなくもないですね。
 
明るさやその他の面でいえば、2000ルーメン仕様だとHIDほどは
明るく感じないといったトコです。光束が弱い感じとでもいいますか。
バルブ形状からして光が全周域に拡散するわけではないので光軸の
中心点がちょっとボヤける感じがします。今後3面発光以上の商品が
でてくると、このあたりは解消されるとは思われます。
素晴らしき点は点灯速度の速さでしょうか。HIDだと明るくなるのに
5秒くらいかかったりしますが、LEDは即点灯しますのでトンネルや
パッシングの際には有効ですね。
HIDとは違い、紫外線によるレンズの焼けも解消されます。