■ギアボックス崩壊                  85,000km頃■

 

仕事で北九州から帰途の途中、5速から4速へシフトダウンしようとすると入らない。

3速も試すが受け付けない。とりあえず路肩へ停車して様子をみると、1速・2速は入る。
2速で60kmちょいでのクルーズは可能なことを以前確認していたので、そのまま2速までを
使用して、スンゴイ音と格闘しながら福岡までもどるはめになってしまいました。
そういや何日か前からヘンな感触というか徴候はあったんですね。
2速や3速で加速中に、よくギア抜けおこしてたんです。
 
さっそく翌日、主治医のとこへもっていき様子をみてもらうことに。
何度かシフトレバーを動かすうちに、ギアはどこにでも入るようになったけれども、
ギアオイルを抜いてみたら、かなりの鉄粉が混じっていたことが判明。
説明を聞くと、分解・オーバーホールをしてみないと詳しくは解らないけれども、とりあえず
良く無い状況であること等云々・・・。シンクロか、シフトフォークか・・・。
工賃等を考えると、リビルトものか中古品とそっくり載せ替えるのが得策とのこと。
とにかく中古品他を探して下さいとお願いし、その日は店を後にしました。
 
1週間・2週間と時は過ぎ、主治医のとこへその後の様子を訪ねてみると、エクスプレスに
適合する出物がまだ出てきて無いとのこと。R5GT-T用はあるらしいとのことでしたが、
エクスプレスに果たして合うものなのかと。トルクその他の設定が違うエンジンのものが
取り付けは可能だとしても、使いにくいものになるのではないかという懸念もありました。
 
そうするうち、友人の家へ遊びに行く道ぞいの修理工場の軒先きで、どうみても動いて無さそうな
R5ファイブが眠っているのを発見。主治医に電話で確認すると、たぶん合いますとの答えが。
で、そこの修理工場に伺って交渉すると、解体屋にもっていこうとしてる矢先で、クルマごと
引き取ってもらえるならば¥20,000でいいですよと快諾!! ラッキー!!
一応、何故ここに置いてあったのかを確認すると、エンジン本体にトラブルがあったらしく
オーナーが直す気がないんで処分しようとしてたとのこと。
ということは、ギアボックス本体は生きているらしい。フッフッフ(と、不敵な笑い)。
 
後日、ローダーを引き回して回収、即移植となりました。ギアボックスは問題なく交換完了。
残った献体のR5ファイブ本体は、内装その他がエクスプレスとほぼ同じものなのは確認済みなので、
今後のことも考えて、スペアの部品として使えるところは外して保管することにしました。
最後に残ったドンガラは解体屋へドナドナです。
 
主治医に以前にもこういったトラブルの症例があったのかを確認してみると、ウチで扱ったぶんでは
今回が初めてとのこと。ただ、関東ではよくあったトラブルらしいとのことでした。
私の個体は東京で使われていたものを業販でひっぱったものなので、過去にあちらで過酷な扱いを
受けていたのもしれませんね。
 
今回の授業料は¥124,710+¥20,000でした(ローダー代、解体費用含む)。