■Renault Express GTL (1991年式)           79,100km■

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やはりヘンテコリンですな。
モデファイのテーマは田舎ラリーの
サービスカーで進めたいと思います。
 

■ちょっと粋な働きもの
 
'86年のパリ・サロンでデビューしたルノー・エクスプレスは、それよりちょっと前にデビューした
シュペールサンクとBピラーより前をほぼ共用し、ボディ後半に四角い箱をくっつけた商用車である。
このような有蓋車をかの地では『フルゴネット』と呼び、いろんな車種をベースとしたフルゴネット
が存在する。そのようなクルマは『働くクルマ』として広く浸透しているのである。
 
キャトルをベースとしたF4/6シリーズに替わるクルマとして開発されたエクスプレスは、新たに
シュペールサンクをベースとしながらも、そのサンクの愛らしさを引き継いだともいえるファニーな
ルックスを持つ。ただ後ろに四角い箱をとってつけたとは思えないほどの完成されたラインはサンク
にちっとも劣らない。むしろ規格品の角ヘッドライト顔を持つエクスプレスのほうが、『のほほん』
度が高く、厳しい交通環境の中ではローバー・ミニと並ぶオアシス系のクルマだといえるだろう。
その考えつくされたデザインは通産省グッドデザイン賞も受賞している。
 
コストをかけなくてもちっとも安っぽくないインテリアデザインや、車内いたるところに設けられた
ポケットや頭上の棚、積みおろしの楽な低い床や観音ドア。
ルノー・エクスプレスはまさしく使う側のことを考えつくされた、働くクルマなのである。
 
■ちょっと改良(間欠ワイパーの取付)
 
クルマが納車されてすぐ、仕事で宮崎〜大分へと足を伸ばしました。
床が低いので荷物がラクに積めるし、ベースシャシーがサンクだけあって運転はとても楽チン、懸念
されたパワー不足による高速巡航も確かに遅いですが気にする程でもなく、欠点らしいトコはあまり
無いようで良き相棒としてコキ使えそうです。
 
ま、そんな中で若干気になったというか、より使いやすくするためにちょっと改良をくわえました。
 
   
 
間欠ワイパーコントローラーは、オートバックスにて3000円程でミツバ製のものを入手、コレに
ちょっと手をくわえて装着しました。
2〜30秒の間で無段階に間隔を可変できるこのユニット、そのままダッシュ下に取付けると、ちと
邪魔くさい感じがするくらいデカいシロモノです。
で、操作部だけ別にして本体をダッシュ裏に隠すカタチで取付ければスマートになると思い、基盤
からケーブルを延ばして操作部のみをエアコンのスイッチの下に取付けました。
ここだとちょうどワイパーレバーの奥に配置されることになり、ブラインド操作も可能です。
これで小雨時でもいちいちワイパーを動かす必要もなく、ステアリング操作に専念できますね。